地域循環型社会を目指して
有限会社そおリサイクルセンターは、大崎町の資源ごみリサイクルを受託している会社です。
同社の大崎有機工場では大崎町が取り組む、28品目に及ぶ分別の1つである『生ゴミ』の堆肥化を行っています。
この工場が出来るまで、町内で発生した生ごみは全て埋め立て処分を行っていましたが、埋め立て処分場の延命化と生ごみの資源化・減量化を目的に取り組むリサイクルの一環として、平成13年度より町内の全世帯及び事業所を対象に生ごみの分別収集を開始しました。
持ち込まれた生ゴミは、ボランティア作業や道路・公共施設などの除草・伐採作業で生じた草木などを裁断機で粉砕してできたチップと、発酵促進と防臭効果があるとされる乳酸菌と一緒に混ぜ合わせます。これらは1週間おきに、堆肥工場で発酵しやすいように何度か切り返し(攪拌)をして、自然発酵の力で堆肥化されます。製品はこれをさらに約2ケ月置いたものを、ふるいにかけてビニールや金属類などの不純物を取り除いた後に製品化されます。こうして回収から約4ヶ月かけて、生ゴミは完全完熟堆肥へと生まれ変わり、製品名『おかえり環ちゃん』として各家庭へ販売されています。
『おかえり環ちゃん』という名前の由来は家庭から出された生ごみが堆肥に変わり、それを畑で使い、その畑で採れた野菜を人間が食べる。これがまさしく循環のしくみであることから循環の『環』の字をとってつけられた名前です。工場では地域循環型社会を目指しており、この堆肥などを使用して菜の花を栽培し、菜種油として販売するとともに、料理に使った後の廃食油を軽油代替燃料などに再資源化する『菜の花エコプロジェクト』を町と協力し、推進しています。
<会社概要>
・事業内容 一般廃棄物の収集,運搬及び中間処理、堆肥製造・有機野菜栽培
・設立 平成16 年4月1日
・代表者 (有)そおリサイクルセンター 代表取締役社長 宮地光弘
・従業員数 60名
・詳細情報 ホームページ(http://www.gomizero.info/)